2012-09-29

9/22(土)、23(日) 岩手県宮古市公演報告①

9月21日(金)
□18:00 2tトラックとハイエースの2台。座員、スタッフ含め12名が札幌から苫小牧へ移動。
□21:15 苫小牧港を出発しフェリーで八戸港へ。
9月22日(土)
□4:45 早朝、八戸港到着。少しずつ明るくなってきました。朝焼けがとてもきれい。ここから車で宮古市へ向かいます。
今から1年前の昨年の9月、震災が起こってから6ヶ月が経った頃にも、宮古市を訪れましたが、同じ海岸線を通り愕然。1年前と何も変わらない瓦礫の山。
途中で寄った道の駅には、津波の力でへし曲がった標識や泥にまみれた案内板など、津波の脅威を伝える展示物がありました。
家が津波で破壊され、基礎だけが残った姿も1年前のまま。
今回は、『被災地応援伝統人形芝居公演』ということで、あしり座が2ヶ所で上演させていただく他、八王子車人形西川古柳座、庄内出羽人形芝居の2座が2ヶ所で上演。2日間で計4ヶ所で公演をします。
□10:30 あしり座1日目の公演会場「宮古市西ヶ丘地区センター」到着。早速仕込みに入ります。
演目は『二人三番叟』『壺坂観音霊験記 山の段』の2本。松羽目を吊って、壺坂の山も立てて・・・順調に準備が進みます。
本番前のリハーサル。
今回の宮古市公演には、あしり座の他にユースクラスを卒業した大学生3名が参加してくれました。人形解説の他、三番叟の足や壺坂の後見に入ってくれました。
公演終了後、地域のみなさんに三番叟がご挨拶。握手をしながら笑顔で三番叟に「早く自分のお家に帰りたいよ」と語りかけたおばあさん。思わずはっとしてしまいました。震災の苦しみ、深い悲しみ、実際に経験していない私たちが言葉でそれを表現することは、とてもとても難しいことだと感じています。『三番叟』は神様の使い。三番叟で大地の復興と宮古のみなさんの幸せをお祈りすること・・・私たちにできることはそれだけかもしれませんが、喜んでくださる方が少しでもいるなら続けていきたいと思います。最後に「今日は福をもらって帰れそうです。ありがとう」とまた笑顔で言ってくださいました。

2012-09-20

宮古公演稽古&積み込み日

明日からいよいよ岩手県宮古市へ出発。本日は宮古公演に向けての最終稽古日でした。
今回は、ユースクラスを卒業した大学生があしり座と一緒に宮古に行ってくれます。
あしり座代表のFacebook(9/20投稿)より→
【今週末に控えた被災地応援伝統人形芝居公演。昨年に引き続き岩手県宮古市へ9/21~24まで、さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座が行ってきます。ただいま稽古の真っ最中です!上演する演目は夫婦の愛が観音菩薩の奇跡を呼び起こす物語『壺坂観音霊験記』 昨年は仮設住宅に住む方々にお芝居を観ていただきました。我々のようなお芝居でも楽しんでいただき、また地域に住むみんなが大勢でお芝居を楽しむことで、そこに会話が生まれ、交流があり、自然と笑顔になっていたように思います。その笑顔を見ることができ、その時は本当に良かったと心から思いました。今年も仮設住宅で公演を行ってきます。文化に親しんだり、楽しんだりすることは誰にでも与えられた権利ですから、自然な形で被災地の皆さんに楽しんでもらえればと願っています。】
・・・さて、トラックに荷物を積み込んで!あしり座のお芝居を宮古市へお届けします。

2012-09-19

9月19日 三番叟に祈りを込めて

本日は今週末に控えた被災地応援伝統人形芝居公演に向けての稽古日でした。
岩手県宮古市のみなさんに元気をお届けできますように。東北の復興を願いしっかりと大地を踏みしめて。

2012-09-18

9月18日 「人形浄瑠璃ワークショップ」in美しが丘小学校

清田区にある美しが丘小学校にて、「人形浄瑠璃ワークショップ」を行ってきました。
今回は4年生~6年生までの3学年を対象に実施。1学年90分の3セット!本日は残暑も厳しく・・・約200名の子どもたちとの体力勝負です!
まず、はじめにあしり座の『寿式三番叟』をみてもらい、さっそくグループに分かれて体験をしてもらいました。「三番叟」・「殺陣」・「さくらさくら」の3チームに分かれてまずはみんなに人形を触ってもらいます。次にグループの中で3人ひと組になり、「主遣い」・「左遣い」・「足遣い」の役割分担をして短い時間で練習。最後にグループごとに発表を行います。
「さくらさくら」チームの発表。曲に合わせて踊りを披露。ずらりとならんでかわいいお人形の舞^^
「三番叟」チームは、客席に飛び出しみんなに"福"をふりまきます。
三番叟を崇めるあまり(?)ひれ伏す子どもたち。子どもっておもしろいな~。

子どもたちの覚えの早さには本当にいつも驚かされます。短い時間でしたがとてもがんばってくれました。
北海道の子どもたちにはなかなか触れる機会の少ない伝統人形芝居ですが、"こんな世界もあるんだな"と、少しでも興味を持ってくれていれば嬉しいです。汗だくの90分×3セットでしたが、とっても楽しい時間でした。美しが丘小学校のみなさん、ありがとうございました!

2012-09-17

9月17日 ワークショップに向けて!

明日18日は清田区の美しが丘小学校で三人遣い体験ワークショップを行います。手稲神社公演参加組の帰りを待って、後片付け&ワークショップ準備を並行。子どもたちには「三番叟」・「殺陣」・「さくらさくら」の3チームに分かれて発表をしてもらう予定です。
ワークショップに向けて!→「さくらさくら」の振付をおさらい中。
ワークショップに向けて!→壊れた首修理中~(泣)

9月17日 『手稲神社奉納行事』

今年も手稲神社の奉納行事に参加させていただきました。ここ数年毎年お声を掛けていただき、あしり座としてもとても楽しみにしている大切な公演の一つです。・・・ですがっ!あしり座ブログ隊員が参加しておらず報告用の写真だとかコメントだとかがない!え~ん!
・・・ということで、あしり座手稲神社での公演を報告してくださっているブログをご紹介させていただきます。毎年素敵な投稿ありがとうございます!

北海道・札幌発・だべさ通信3
http://blogs.dion.ne.jp/dabesa4/archives/10918649.html

2012-09-15

9月15日(土) 『カズ子’S マンション公演』

9月15日(土) 依頼公演のため西区の富丘西宮の沢会館に来ました。
 ただいま準備中。櫓を組み立て・・・
天井の低い会場でしたがなんとか松羽目も飾ることができました!
地域の方たちも集まりいよいよ開演。『二人三番叟』の後は人形解説。体験コーナーもありました。
最後は『伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段』を上演。アットホームな雰囲気の中で、あしり座も楽しい時間を過ごさせていただきました^^

2012-09-14

9月14日 あしり座稽古日

上富良野公演が終了し、次は15日(土)富丘宮の沢会館を会場にした依頼公演。(お声をかけてくださった方のお名前から頂戴して「カズ子’S マンション公演」とスケジュールには入れております)
『櫓のお七』稽古中!

2012-09-09

富良野グルメ!&ちょっぴり観光

ワークショップも終了し、札幌へ帰る途中お昼ごはん。
 「富良野ノルドゥ」でオムカレー♪
 富良野牛乳と富良野牛乳で作ったデザートもつきます。うまし。
チーズフォンデュはチーズの味が三種類から選べます。テーブルを渡り歩き全種類のチーズを味見する子どもたち(大人も)。この2日間で一番の積極性を見せる。ここでか!
途中、休憩がてら芦別の「三段滝」に寄りました。大雨の影響でかなりの濁流!迫力満点。
 
ちょっぴり観光気分も楽しんで、札幌に戻ります。(あ~後片付け・・・)

9月9日 道フェス・三人遣いワークショップ

9日は午前11時より上富良野町公民館で人形浄瑠璃体験コーナーを行いました。
ユースクラスもお手伝い。折りたたみ机に苦戦中の中学生。三人がかりって・・・。
準備が早く整い、ワークショップ開催まで時間があったので、本日オフの古柳師匠に稽古をつけてもらうユースクラス。「昨日(記念公演での三番叟)の反省だっ!稽古だ稽古!」。愛の鞭!ありがたや~!
・・・そして、ワークショップ開始の時間になりましたが。・・・あれ?誰も来ない?
 
という訳でなんだか本格的に稽古を始めるユースクラス&あしり座『三人三番叟』
これでいいのか!?
 
・・・と思っていたところに参加者がきてくれました!「昨日の記念公演は観れなかったので・・・」ということでしたので、三番叟を少しだけ観てもらい、実際に人形にも触っていただくことができました。

9月8日 道フェス・記念公演

16:00 「第53回北海道人形劇フェスティバル」記念公演スタート。
ざ・にんぎょうじょうるりユースクラスによる『二人三番叟』で幕あきです。
続いて香川県のプロ人形劇団わけちゃんのパネルシアター。(写真がなくて残念・・・)会場が盛り上がります!
あしり座による『伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段』 。左遣いにはユースクラスの卒業生が入ってくれています。休憩をはさみ、札幌のプロ人形劇団えりっこによる『ぼくはガリガリ』。(写真が~!)
最後に、八王子車人形西川古柳座による『洋舞』。情熱的で華麗なフラメンコで会場を魅了。公演終了後は、大阪の人形劇団クラルテの芳川雅勇さんによる講演会。フェスティバルならではの盛りだくさんの内容で人形劇を満喫の一日でした。
日本で最初の人形劇フェスティバルを開催した地が北海道であること。人形劇が盛んであった時代、そうではない時代もあった53年間、「継続」をすることだけでも大変なご苦労があったのではないかと思います。北海道の人形劇界にとって、大変意味のあるこのフェスティバルを支えてきたすべての方たちに敬意を表します。参加させていただきありがとうございました。また観に来てくださった上富良野のみなさん、本当にありがとうございました!またお会いできる機会を楽しみにしています。
・・・公演終了後は、交流会!
じゃんけん大会でもらえる景品は・・・「メロン」!「じゃがいも」!「とうもろこし」!
う~ん、北海道ならでは☆

上富良野グルメ!

8日のお昼はミシュランガイドにも載っていたお店『つた家』でお蕎麦♪
ボリューム満点。うまし!

第53回北海道人形劇フェスティバルinかみふらの

9月7日(金)~9日(日)の日程で上富良野で開催された「第53回北海道人形劇フェスティバル」に上演参加してきました。このフェスティバルの歴史は、1959年に日本で最初の人形劇フェスティバルが旭川市で開催。これが第1回の北海道人形劇フェスティバルでした。その後も小樽、札幌、函館、浜頓別、帯広・・・など地域持ち回り形式で、その地域に合わせた形で毎年開催されてきました。北海道が人形劇フェスティバル運動の発祥の地だったそうです。
今回は、ユースクラスの子どもたちと一緒に参加。子どもたちにもできるだけ多くの上演機会を持ってもらいたいという想いがあります。

 あしり座は8日(土)の記念公演での上演と、9日(日)にワークショップを実施。朝から舞台仕込みに入るため前日入りをしていた先発隊が会場入り。上富良野町保険福祉総合センター「かみん」。

我々の他に記念公演で上演する劇団は、香川県の「わけちゃん」、札幌の「人形劇団えりっこ」、東京から「八王子車人形西川古柳座」と、全国の錚々たるプロ劇団。一緒の舞台に立たせていただくのは大変恐れ多いのですが・・・勉強させていただきますっ(汗) 伝統人形芝居と現代人形劇が同じ舞台に。これも人形劇フェスティバルならではかもしれません。

また、今回はユースクラスを卒業した大学生3人組も参加。前日入りして朝から舞台準備のお手伝いをしてくれました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お昼前にはあしり座後発隊とユースクラスも会場に到着しました!

2012-09-07

9月7日 ユースクラス&あしり座稽古

9月7日(金)~9(日)に上富良野で開催される「第53回北海道人形劇フェスティバル」への上演参加のための最終稽古日。あしり座は『伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段』を、ユースクラスの子どもたちは『二人三番叟』を上演します。
今回は主に中学生メンバーが参加。このメンバーがお客様の前で三番叟を披露するのは初めてです。配役が決まってから短い期間でしたががんばって練習してきました。中学生パワー全開で、観ているお客様にも元気をおすそわけできるような素敵な三番叟になると良いな!