2011-08-30

義太夫講習会スタートしました!

8月30日(火)から待望の「義太夫講習会」が始まりました!東京より太夫の竹本信乃太夫さん、三味線の鶴澤弥栄さんを講師としてお招きしています。
札幌では初の講習となりますが、あしり座メンバーも数名含め13名の受講生が集まりました。札幌では触れる機会がないだけで、興味のある方はたくさんいらっしゃるんですね!
Ⅰ期は8月30日(火)から9月2日(金)までの4日間開催されています。まだ間に合いますので興味のある方はぜひご参加ください!

2011-08-18

新人さん入りました!

本日は講習会の自主練習日。来年2月の発表会に向け『お七』の稽古中。鏡で動きをチェック。
そして・・・講習会に新人さん!?
本日より本格復帰!

2011-08-13

豆知識①・人形浄瑠璃の音楽

8月30日より開講の『義太夫講習会』の申込がスタートしました!興味のある方はやまびこ座(℡011-723-5911)までお電話ください。※申込の詳細は[7月31日]の投稿をご覧ください^^  人形浄瑠璃の音楽は『浄瑠璃』というジャンルの中の『義太夫(義太夫節)』という音楽を使います。浄瑠璃には、そのほかに、新内(しんない)、常磐津(ときわず)、清元(きよもと)などがあります。浄瑠璃は歌謡曲のような歌う芸と落語のような話す芸の中間で「語り物」といいます。
 義太夫は、原則として語り手である「太夫」と、楽器奏者の「三味線」により演奏されます。どんなに長い場面でも太夫一人、三味線一人で、すべての登場人物から情景までを表現します。
 太夫は「情を語る」つまり登場人物の心を観客に伝えることが大切とされます。三味線は単なる伴奏ではなく「模様を弾く」つまり「情」が観客の心に響くように弾くことが大切とされます。

豆知識②・太夫

 太夫は、あらゆる登場人物の言葉・動作や内面の心理状態から情景や雰囲気の描写まで、すべてを一人で語り分けなければなりません。大変難しい仕事ですが、人を感動させるとても大きな仕事と言えます。
 太夫は、柔道の帯の3倍ほどの長さの腹帯を締め、砂や小豆などをいれたオトシというものを着物の懐へいれて身体のバランスを整えます。そして、尻ひきという小さな腰かけを尻に敷き、かかとを立て足の指を折り曲げる姿勢をとります。こうすることによって『腹式呼吸』が正しく行われます。
Illustrated by yabu.

豆知識③・三味線

 義太夫節の三味線は、単なる伴奏ではありません。太夫を助け、時には太夫をリードして、二人で力をあわせて義太夫をつくりあげていきます。太夫と三味線は気持ちがぴったりとあわなければなりません。
 三味線は浄瑠璃のテンポやリズムを決め、その場の情景や雰囲気をあらわします。太夫と同じく『心を表現する』ことが求められます。 三味線には、細棹(ほそざお)・中棹・太棹があります。義太夫で使うのは、一番大型の太棹です。太棹三味線は、その名のとおり棹も糸も太く、音もほかの三味線とは違って、重い響きがありボリュームが感じられます。
 義太夫節の楽譜は『朱』と呼ばれ、ドレミではありません。糸をおさえる場所を「いろは」で表します。
Illustrated by yabu.