2011-06-28

福島報告・矢吹ノートより

郡山市の保育園の先生より「外遊びの現状」。0~2歳児:15分(1日)、3~5歳児:30分。「今までできていたお散歩ができないことに小さい子どもたちも疑問に思い始めている」放射能で外に出れない、遊べない子どもたち/町は、普通に歩いている人もいれば自転車に乗っている人もいる。マスクなしで歩く大人。「結局ここで生活していかなければならない」/無関心にならざるを得ない。孤立、見放されているという失望感。あきらめ/「逃げ出したいが行政に相談する窓口がない」/「子どもたちの"年間被ばく量"を減らしたい」1ヶ月でも違ったところに保養に行くだけでも違う。サマーキャンプや疎開など。保護者はそのような事業を必死で探している状況。需要はかなり多い/「できることなら、みんな福島から出ていきたいと思っている」/「爆発後の2・3日、子どもたちが外での水汲みなどを手伝ってくれた。今考えればなんてひどいことをさせてしまったのか・・・悔やまれる」/「これは戦争です。ただ普通の戦争は敵が見えるが、今回は敵が見えずどうしたらいいか」/「福島を忘れないでほしい」「声を伝えて欲しい」【※6/17~22福島県(福島市、郡山市、二本松市、南相馬市)に行っていた矢吹のメモノートより福島県の方達の言葉】 ここに書いたのはほんの一部ですが、 たくさんの方たちの切実な声が書かれていました。
大変な災害を受け、「衣食住」の最低限の生活もままならない被災者の方たちがいまだ多くいる中で、『芸能』の必要性の是非が問われています。「まだ早い」「もっと先にやるべき重要なことがある」etc・・・それも真実。札幌でも文化施設やアーティストの方たちが集まり、被災者支援に何ができるのかを考える講演会が開かれるなど、自分たちにできることを模索している人がたくさんいます。「被災地」と一言でいっても、地域によって被害の大きさや置かれている状況は違い、必要とされる支援の形も様々なのではないかと思います。矢吹のメモを見ていると、津波の被害こそなかったけれど、"見えない敵"と戦っている福島市や郡山市では、子どもたちが外で遊ぶことができず部屋の中で過ごすしかない状況があり、文化的な支援が必要な場所の一つであるように感じました。 芸能には、人を楽しませる、喜ばせる、もてなす、癒しの力がある。
幼稚園での人形劇上演後、矢吹が先生にかけられた言葉。
「ひさびさに大笑いしました。本当に楽しかった。笑い声が溢れていることの大切さをあらためて実感しました。」
求めている人がいます。何かできることがありそうです。

2011-06-20

がんばれ東北!

あしり座矢吹、6/17(金)より福島県に行っています。本日は福島市から飯館村を通り、津波の被害が大きかった南相馬市へ。 福島滞在中に、保育所など計3ヶ所で人形劇を上演してきます。三人遣いではありませんが『おさる』の三番叟で、明るく!楽しく!天下太平、国土安穏をお祈り。

東北の復興を心より願って。

2011-06-15

北海道神宮例大祭奉納行事

14:30やまびこ座集合。人形・舞台セットを車に積み込みいざ出発!
車に乗り込む直前、足元に「よつばのクローバー」。良い一日になりそうです。
神宮に到着。舞台の上では雅楽などの奉納が始まっていました。


境内の隅っこをお借りして、お七の櫓を組み立て、控室で人形の準備。
準備完了!
奉納前にはお祓いをしていただけます。今年も充実した活動ができますように!18:30『二人三番叟』奉納


寒い中、たくさんの人が集まってくださいました。三番叟の後は、『伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段』をご覧いただき、今年の奉納も無事終了です。

19:30からのスケジュール。屋台へGO!

2011-06-11

今年も登場!

今年も、大通地下街コンコースに『札幌まつり』を盛り上げる大型ポスターがお目見えしました。 人形浄瑠璃だけではなく、巫女さんやお神輿など数種類のポスターがありなかなか楽しめます。お祭りまでの数日間しか見ることができないレアアイテム(?)お近くに立ち寄った際はぜひご覧ください。

2011-06-09

6月9日 北海道神宮稽古日

6月15日(水)の北海道神宮奉納行事に向けての稽古日。 『二人三番叟』&『伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段』
北海道神宮での奉納公演は、自分たちも楽しみにしている公演の一つです。本殿でお参りをしてから上演する人形浄瑠璃は、近くで神様が見てくれているような・・・何とも言えない緊張感があり、公演が終わるととても清々しい気持ちになります。このような上演の機会をいただけることを大変ありがたく思います。そして、あしり座では毎年恒例、公演が終わり清々しい気持ちで向かう先は・・・
19:30からのスケジュールに組み込まれています。

2011-06-04

こんなのありました

UPしそびれネタ。【東京都の宝くじ】
東京都指定文化財シリーズ!素敵です。

2011-06-01

公演告知『北海道神宮例祭』6/15

今年も「北海道神宮例祭奉納行事」に参加させていただきます。
あしり座の出演時間はコチラ。
   ↓
【日時】平成23年6月15日(水)18:30~19:00
【場所】北海道神宮・神前舞台(札幌市中央区宮ヶ丘474)
【演目】二人三番叟/伊達娘恋鹿子火の見櫓の段
野外舞台ならではの開放的な空間。普段は静かな神宮も、たくさんの出店やお神輿で賑やかになります。ぜひ遊びにきてくださいね!