2011-12-30

12月24日・25日 『座・競演vol.2』終了!

『座・競演vol.2』をご覧いただいたみなさま、ご来場いただき誠にありがとうございました。いつもあしり座公演を観ていただいているお客様にとっては、今までにない形の公演だったと思いますが、お楽しみいただけましたでしょうか?今回の公演では、古謝美佐子さん、佐原一哉さんによる「歌」の持つパワーを体感。そして人形の可能性と新たな魅力を再確認する舞台となりました。素晴らしい方たちと同じ舞台に立たせていただけたことに感謝です。上演写真は後日UPさせていただきます。
3・11の大震災をうけ、今回の公演を東日本大震災からの復興を一つのテーマとして念頭においてまいりました。本公演の収益の一部は東北の復興のために寄付させていただきます。また、公演終了後に設置させていただいた募金箱の方にもたくさんの方から温かいご支援をいただきました。ご協力いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。こちらについても追ってご報告をさせていただきたいと思います。 覚えたての“カチャーシー”で打ち上げ! 元気にいきましょう!!

2011-12-23

雪月花・・・『月』

本番前日。照明合わせ中の八王子車人形西川古柳座・五代目家元西川古柳師匠。先代の柳峰師匠が書き下ろした作品『さだめ』を12年ぶりに上演。北海道では初披露の作品です。
~男と女のはかない恋の“さだめ”と知りつつも、女心の哀しさのゆえに、男への思慕に過ぎし日を追憶して、秋の夜の独り寝の淋しさに袂をぬらす~美しいです。

いよいよ明日は本番!

ユースクラス公演終了後、後片付けと明日からの『座・競演』に向けての準備を並行して行います。東京から竹本信乃太夫先生と、鶴澤弥栄先生、舞台監督の西川柳時さんも到着。舞台の準備も整い、最終稽古。『曽根崎心中』では、遅くまであしり座の稽古につきあっていただき義太夫を語っていただきました。 明日は午前中から木偶童座さんが入り舞台準備です。

「ざ・にんぎょうじょうるりユースクラス」発表会

なかなか"スイッチ"が入らなかったユースクラスですが、師匠に喝を入れていただき、ここ数日のラストスパートはめまぐるしいものがありました。そしてあっという間の本番当日。
12月23日(祝・金) 13:30開演
『二人三番叟』 『日高川入相花王 渡し場の段』
「影アナ」もユースクラスの子どもたちがやっていました。
『壺坂観音霊験記 山より谷底の段』

まずは口上。中学一年生。立派です!
師匠がいつもおっしゃる「子どもは天才」という言葉に納得。この短い期間でここまで形にするのは大人では無理なことかもしれません。中心メンバーが9月に卒業し、代替わりをして一回目の発表会。稽古時間が取れない中で立派な舞台を見せてくれました。もっとやれば絶対にできる!これで満足せずにまた来年、さらに成長したユースクラスの姿を見せてほしいと思いました。

クリスマスは『座・競演 vol.2』!!

昨年度よりスタートした『競演シリーズ』は、あしり座と、全国で活躍をする一座とが共演をすることで、北海道ではなかなか観劇する機会のない魅力的な一座をご覧いただき、より多くの方に伝統人形芝居の面白さを感じとっていただきたいと企画しているものです。今回は、大阪を拠点に活動をする「木偶童座(でくどうざ)」と、東京から一人芝居の妙技「八王子車人形西川古座」をお迎えします。木偶童座は、人形遣いの吉田勘緑さんを中心とし、各地の人形遣いが集まり結成され、枠にとらわれず実験的で人形の新たな可能性を追求する大変パワフルな一座です。今回は、沖縄民謡歌手の古謝美佐子さん、キーボード奏者の佐原一哉さんと共演する沖縄音楽劇『吉屋チルー物語』を上演します。美しくも切ない女性の物語に、胸が熱くなること必至です!また、三座が競演する『雪月花』では、八王子車人形西川古柳座・五代目家元西川古柳氏による『新内 さだめ』を北海道初披露します。こちらも必見です!!
『座・競演 vol.2』
古謝美佐子+木偶童座 & 八王子車人形西川古柳座 & あしり座
【日時】2011年12月24日(土)18:00開演/25日(日)13:30開演
【会場】札幌市こどもの劇場やまびこ座(東区北27条東15丁目)
【料金】18歳以上2,000円(当日2,500円)/こども500円
【演目】
 『吉屋チルー物語』(木偶童座:大阪)
 『曽根崎心中 天神森の段』(あしり座:札幌)
 『雪月花』(三座による競演)
※前売チケットは電話予約も受け付けています。
電話予約・お問い合わせ・・・011-723-5911(やまびこ座)

たまにはこんなクリスマスの過ごし方はいかがですか?

2011-12-20

本日、小屋入り!

本日20日から本番までは、古柳師匠がいらっしゃっています。
AM10:00集合で舞台のセッティング。23日にはユースの発表会もあるので準備は盛りだくさんでしたが、平日ということもあり少人数での仕込み。(夜仕事が終わってやまびこ座に行くと、もうすべて準備が整っていました。申し訳ない!)17:00よりユースクラス稽古。19:00より講習会とあしり座の稽古。本番までラストスパートです!!

2011-12-11

Meet the world in ASAHIKAWA

今年も、AFS日本協会旭川支部主催の「Meet the world ASAHIKAWA」に呼んでいただきました。アジア・オセアニア地域の高校生と旭川の学生との交流も目的とした事業です。日本の伝統文化を紹介するコーナーで、人形浄瑠璃の上演とワークショップを行いました。
まずは『寿式三番叟』を上演。
続いてワークショップ。三人一グループで実際に人形に触ってもらいます。みんな日本語が上手な子ばっかり!とても優秀な学生さんなんでしょうね。そしてあっという間にステージで発表の時間。上手に左右を指しています。 最後に、『傾城阿波の鳴門 順礼歌の段』のさわりの部分をご覧いただきました。その後の立食パーティーにも参加させていただきました。
留学生からのクイズコーナー。それぞれの出身国にちなんだクイズが出題。参加者のテーブルに置いてある○×カード。カードがないのに勝手に参加するあしり座。
「○、○、絶対に○!!」
   ・ 
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
「ブーッ!×でした!」
あまりに本気で参加しているので見かねた(?)隣のテーブルの方が○×カードを貸してくれました。
・・・必死すぎます。クイズコーナーも満喫し会場を後にしました。大変楽しませていただきました。ありがとうございました!
そして、せっかく師匠が北海道に来ているんだから・・・ということで、札幌に向かう途中の砂川パーキングエリアでジンギスカン!本当に楽しんじゃってます。でもこの後札幌に戻って片づけが待っているんですよね・・・。

2011-12-10

師匠稽古4日目・ユースクラス&あしり座

師匠がいらっしゃっているこの期間、12月23日(金・祝)のユースクラス発表会に向けてこどもたちも稽古に励んでいます。発表会の演目は『二人三番叟』『日高川入会花王 渡し場の段』『壺坂観音霊験記 山より谷底の段』です。9月に高校三年生の卒業公演を行い、今回の発表会には小学生から高校2年生までのメンバーが出演。高校生はもちろん、今まであまり主遣いを経験していない中学生がメインとなって活躍する公演です。 稽古終了後、師匠が子どもたちにお土産のお菓子をくれました。海外のチョコレート!
師匠が取り分けてくれるのをじ~っと見つめる子どもたち。
まるで親鳥とヒナ鳥?ほほえましい光景^^
この後、あしり座も子どもたちに負けじと稽古。「鷺娘」と、来年2月のあしり座定期公演での上演する「傾城阿波の鳴門」の稽古をつけていただきました。

2011-12-09

師匠稽古3日目

またまた『鷺娘』稽古中の写真。『曽根崎心中』は稽古してないの?と思われるかもしれませんがちゃんとやっています!ブログ隊員が曽根崎の配役に入っているので写真が撮れないだけです~稽古してないわけではありません~と、誰も聞いていませんがとりあえず弁明しておきます。本番用の衣装をつけて稽古。重たい・・・。

2011-12-08

師匠稽古2日目・『鷺娘』

『鷺娘』も、今年3月のあしり座定期公演で初上演した演目の再演となりますが、今回は三座の競演ということもあり少し手直しをしたショートバージョンです。 師匠の指導が入り、だんだんと勘を取り戻してきました。本番まであと3週間弱!

2011-12-07

師匠稽古・1日目

12/7(水)~10(土)までは師匠をお迎えしての集中稽古でした。師匠がたくさんお土産を持ってきてくれました!わーい!
・・・香川、韓国、バルト三国!?etc・・・ この2カ月ちょっとの間にものすごく精力的にお仕事をされていたことがわかる品々。
ひときわきになる「Geisha」チョコレート!
フィンランドでは有名なお土産らしいです。なぜ「芸者」・・・?美味しかったです^^

2011-12-06

こんな稽古風景

明日から4日間、東京から古柳師匠をお招きしての稽古が始まります。師匠稽古前日のあしり座の姿。
・・・焦ってビデオ学習しているわけではありませんよ?ちょっとした確認をしているだけですから・・・。