2011-09-20

9月17日 岩手県被災地公演報告①

早朝4時45分 青森八戸港に到着。前日あしり座のママが作ってくれたおにぎりを食べながら高速で岩手県宮古市へ。今回は、あしり座の他に札幌から人形劇団「えりっこ」さんと、東京から八王子車人形の西川古柳師匠が岩手入りをしました。

元気がでるおにぎり車からの景色。テレビで見た光景を自分の目で見る。震災から6か月。震災直後はどんな光景が広がっていたのか、現実に起こった事の大きさにとまどう。
9:00 公演会場の「宮古市総合福祉センター」に到着。
大きな体育館が会場。ブルーシートの後ろには支援物資が積まれていました。舞台仕込み中。本日の公演は福祉センターの老人デイケアを利用されている高齢者の方たちにご覧いただきます。
14:30開演 座頭の挨拶からスタート。 


『二人三番叟』 天下泰平、国土安穏、五穀豊穣、東北の大地の復興を心より願って大地を踏みしめます。
『人形解説』 『壺坂観音霊験記 山より谷底の段』 盲目の沢市は、三年祈願しても治らない自分の目と、そんな自分と暮らしを共にする妻のお里の将来を悲観し谷底に身を投げます。お里は嘆き悲しみ、盲目の沢市があの世で迷うのを助けようと沢市の杖を胸に抱き、沢市の後を追い谷底に身を投げます。すると観音様があらわれ、お里の信心と二人のお互いを思う純粋な心を讃え、二人を生き返らせます。沢市の目も開き、二人が喜び踊るハッピーエンドの演目です。

残暑も厳しい中、35名の高齢者の方たちと職員の皆様にご覧いただきました。ありがとうございました。

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