2010-12-19

「座・競演vol.1~淡路人形座VSあしり座~」

12月19日(日)本番当日。さすがに余裕がなくあまり写真が撮れませんでした(ごめんなさい)。後日プロに撮っていただいた上演写真をUP予定です。しばしお待ちを!

【10:30午前の部開演】
『三人三番叟』(淡路人形座×西川古柳座×あしり座)/一人遣いの車人形西川古柳師匠をセンターに、両脇に三人遣いの淡路人形座、あしり座。途中客席に降りて種まき、舞台の成功と来場されたお客様の幸福と繁栄を願って賑々しく開幕しました。
『人形解説・型』(西川古柳師匠・あしり座)/あしり座研修生が人形を遣っての三人遣いの解説。
『日高川入相花王 渡し場の段』(あしり座)/あしり座の(比較的)若手座員が主遣い。蛇や波など研修生や先輩座員が総動員。
師匠と淡路人形座支配人の坂東さんによるお話の後、午前の部メイン演目『壷坂観音霊験記~山の段』(淡路人形座)/迫力のある人形遣いと繊細な心理表現。沢市とお里が谷底へ飛び込むシーンに驚いたお客様もたくさんいらっしゃったようです。感動して涙がでた・・・とのご感想もいただきました。
【14:00午後の部開演】
『伊達娘恋緋鹿子 八百屋お七火の見櫓の段』(淡路人形座)/美しく情熱的なお七の姿に感動。あしり座でもおなじみの演目ですが、また違った印象でお楽しみいただけたのではないかと思います。

『人形解説』(淡路人形座)/お客様に舞台にあがっていただき人形を遣っていただきました。淡路さんの巧みな話術に会場がわきました。

『傾城恋飛脚 新口村の段』(あしり座)/若手座員と研修生が中心となり上演。札幌で人形浄瑠璃が誕生したきっかけともなる思い入れのある演目。先輩座員から若手へとつなぎ、演じ続けていきたい作品です。
そしてラストを飾るのは『戎舞』(淡路人形座)/戎舞は三番叟と共に淡路人形の最も古い形式を残した神事。とても楽しくおめでたい戎様の舞で、ご覧いただいた方は楽しく幸せな気持ちでお帰りになれたのではないかと思います。

なかなかこのような伝統人形芝居を観劇する機会の少ない札幌の地に「淡路人形座」さんの素晴らしい舞台をお届けできたことを大変嬉しく思います。また、あしり座にとっても夢のような貴重な体験をさせていただきました。我々のようなまだまだ未熟で新しい座が「VS」だなんて大それたタイトルを打ち立てましたが、未熟さゆえの若気の至り(!?)とあたたかい気持ちでお許しください!この公演を成功させるにあたり、多くの皆さまに多大なるご協力をいただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました!あ~楽しかった!!

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