2009-10-19

徳島報告⑬観劇日記

午前中いっぱい観劇。山車文楽や糸操りなど全国各地のいろいろな人形座を観ることができ贅沢で心満たされる時間。中でも「知立山車文楽保存会室町人形連」による『傾城阿波鳴門 十郎兵衛住家の段』は

ご、号泣!なぜこんなことに・・・。かわいそうなお鶴ちゃん・・・。子を亡くした親の気持ちを思うと・・・。ううう・・・。

あしり座でも『傾城阿波鳴門』は上演していますが[追い返してしまったお鶴の後を追うお弓]の場面まで。十郎兵衛住家の段までやってみたいと思っていたけれど、人形を遣いながら自分達が号泣しちゃうもんね・・・あしり座には無理だね・・・という結論に。ハートが強くなったらいつか挑戦したい。

午前の部の最終演目の後、勘緑さんが登場。プログラムには載っていないスペシャルゲストをご紹介。
八王子車人形家元・西川古柳師匠!
お二人は若い頃、文楽の研修生として「同じ釜の飯を食った」仲。徳島来るならなんか人形持ってきて~という感じで今回のスペシャル上演が実現したようです。勘緑さんが見守る中、東海道中の『卵塔場の段』がスタート。凄い。わかってはいたけどやっぱり凄い。あしり座は本当に恵まれているなぁと実感の瞬間。・・・はい!ここまで!と勘緑さんの声。え!いいとこだったのに!という会場の雰囲気に「ここからはお金を払ってみてください」と勘緑さん。一同納得。さすがです。最後に『スパニッシュダンス』を披露して午前の部は終了。大満足で会場を後にしました。

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