寿式三番叟はもともと能の演目である「翁(おきな)」を下敷きとしています。また、天下泰平、国土安穏、五穀豊穣を祈るご祝儀舞であるため、主に幕開きの時に演じられます。
はじめに千歳(せんざい)が露払いを舞った後、三番叟が田植えを舞う「揉(も)みの段」が続き、最後に千歳が三番叟に鈴を渡し、種まきを舞う「鈴の段」となります。
千歳の静かで優美な舞と、三番叟による足拍子高く大地を踏みしめて稔りの精霊を呼び覚ます舞や、抱えた枡から種をまき、豊かな実りと生命の繁栄を祈る躍動的な舞は対照的で、見比べてお楽しみください。
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