義太夫節の三味線は、単なる伴奏ではありません。太夫を助け、時には太夫をリードして、二人で力をあわせて義太夫をつくりあげていきます。太夫と三味線は気持ちがぴったりとあわなければなりません。
三味線は浄瑠璃のテンポやリズムを決め、その場の情景や雰囲気をあらわします。太夫と同じく『心を表現する』ことが求められます。 三味線には、細棹(ほそざお)・中棹・太棹があります。義太夫で使うのは、一番大型の太棹です。太棹三味線は、その名のとおり棹も糸も太く、音もほかの三味線とは違って、重い響きがありボリュームが感じられます。
義太夫節の楽譜は『朱』と呼ばれ、ドレミではありません。糸をおさえる場所を「いろは」で表します。
Illustrated by yabu.
6月 QUYURI・805 合同公演 (北海道)
1 週間前
0 件のコメント:
コメントを投稿